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かみ合わせの治療

現代の人は昔の人と比較して顎が小さくなったと言われています。
その原因として現代の食事は加工食品が多くなり、噛む回数が少なくても食べられるようになり、あまり顎を使わなくなったためだともいわれています。
実際、当歯科に来院してくれるお子様も乳歯列期から歯並びがガタガタになっている子どもが多く、お口の中をきれいにするのにも一苦労しています。また、最近、アレルギー疾患や指しゃぶりなどの悪習癖が原因となって口がぽかんと開いている(口呼吸になっている)子どもも多くなってきています。
その口呼吸は歯並びに影響を及ぼすことはもちろんのこと、全身疾患との関係も指摘されています。

子どもの健全でより良い成長発育を支援するためにも、お口の中の状態(歯並びや癖など)を定期的に観察し、『適切な時期に適切な介入をする』ことはとても大切だと考えています。この『適切な時期に適切な介入をする』ことを当歯科では矯正治療と呼んでいます。

 

矯正治療の時期について

当歯科では矯正治療の時期を下記の3期に分けています。

0期:乳歯列期(乳歯列が完成して、矯正装置が使用できるようになった頃4~6歳)
Ⅰ期:混交歯列期(上下顎切歯部が交換する頃 7~9歳)
2期:永久歯列期(すべてが永久歯に生え変わった頃 15歳以降)

 

矯正治療の流れについて

①矯正治療相談

現在の状態を簡単に説明した後、矯正治療についての一般的な説明を料金を含めて説明します。相談後、もしご希望があれば初回検査の予約をとっていただきます。

 

②矯正初回検査

矯正治療を開始するにあたり、現状を把握しどのように治療を進めていくか、治療方針を立てるために検査を行います。初回検査ではデジタルレントゲン検査(セファロ・パノラマなど)や歯列模型作製、顔面・口腔内写真撮影を行います。これらの資料をもとに分析を行い、診断します。矯正治療における検査は、60分程度の時間がかかります。

 

③治療計画の説明

診断結果および、治療計画の説明を行います。その後、再度家族で話し合ってもらい、治療を行うことになったら「矯正治療同意書」に署名・捺印していただきます。次回より矯正治療がスタートとなります。

 

④治療開始

治療開始です。治療計画に基づいた矯正装置が装着されます。一般に4週間おきに1回の装置の調整があります。また、歯磨き指導や歯のクリーニングも行います。

 

⑤治療終了・保定

満足する歯並びになれば治療を終了し、装置を撤去します。次に歯並びが後戻りしないようにリテーナーと呼ばれる保定装置を装着します。保定装置を入れる期間は一般に矯正装置を入れていた期間とほぼ同じ長さとなります。

 

⑥メインテナンス

保定終了後は通常の定期健診の中でむし歯や歯周病予防を行いながら歯並びのチェックを行っていきます。

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